京都祇園に佇む凌霄 Ryō-shōは、食材との出会いを真に楽しみ、人との巡り合わせを心から大切にする料理長・藤原誠が、京都に集まるその時最上の本物たちを料理する一軒です。
藤原は「祇園丸山」での13年間の修業を経て、割烹「ふじ」、「高台寺十牛庵」で料理長を務め、2022年1月に凌霄 Ryō-shōの暖簾を掲げました。深く静かに磨きあげてきた正統の技。その確かな腕に、開かれた眼と明るい心を重ねた藤原がつくる料理には、日本の料理文化の根底に流れる伝統と、可能性に満ちた革新が息づいています。店名に込められた「志天高く」の意の通り、常に明日が今日を超えていくよう、その日その刻、最上の料理、しつらえ、おもてなしでお客様をお迎えしております。
お料理は、先付けから御菓子まで板前で仕上げてお出ししております。出来立ての味わいに、お客様と料理人との小さな言葉のやりとりが温もりを添えます。お酒はぜひ、極上のワインとの饗宴をお楽しみください。食文化への敬意と愛情を抱く醸造家たちの素晴らしいワインを、数百本常備しております。その日の料理に合わせて最良の1本をお持ちいたします。地元京都をはじめ銘醸地から選りすぐった、稀少な日本酒もご用意しております。
一皿のうしろに広がるのは、移りゆく豊かな自然、幾重もの手仕事、あまたの目利き。料理という文化です。旬を味わう歓びに満ちた、忘れられない一席になりますよう、心を尽くしてお迎えいたします。